医療費通知をチェックする

公的医療保険の加入者には、医療機関にかかった受診者(扶養家族を含む)の名前、受診した月、医療機関の名称、自己負担額などの保険の利用状況を伝える「医療費のお知らせ」が送られてきます。単なる通知のように思えますが、よく読んでおけば役に立つこともあります。

家計を切り盛りしている主婦の方なら勿論ご存知のはずですが、まずは確定申告による税金の医療費控除です。1年間に支払った医療・介護費用が、保険外のものも含めて「10万円または所得の5%」を超えるかどうかの目安をつけ、明細を作る際の参考になります(領収書は必ず残しておきましょう)。

もう一つは、不正や払い過ぎの防止です。通知には保険者(公的医療保険の運営団体)から医療機関や薬局に支払った金額と、自己負担額が記されています。手元の領収書と比べて、大幅に金額が高ければ、医療機関による水増し請求の可能性があります。見に覚えのない受診の記載なら、架空請求かもしれません。

逆に金額が少ない場合、医療機関の請求内容と金額が、不適切と判断され、減額査定されたことが考えられます。その場合、患者の自己負担分(1~3割)も払いすぎだったことになります。医療側からみて不当な請求もありますが、患者側の考え方次第で、医療機関に差額の変換を求めて交渉することができます。